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日本国内で、オーストラリアのテレビを受信しよう
  Australia Network(旧ABC Asia Pacific)

australia networkAustralian Broadcasting Corporationは2002年初頭より、ABC Asia Pacificというアジア太平洋地域向けのテレビ放送を開始しました。これにより日本国内でオーストラリア発のテレビ放送を視聴することが可能になりました。その後2006年8月7日にAustralia Networkに改名されました。

Australia Networkはオーストラリアのニュース、ドラマ、スポーツ、教育番組、ドキュメンタリーなどを24時間放送しています。ABCの番組だけではなく、Seven NetworkChannel NineNetwork TENの番組もあります。言語は英語で、日本語字幕・吹替えはありません。映像品質はDVDと同等かそれに近いレベル、音声も同様でステレオ方式です(※IS-8 Cバンド受信の場合)。


  主な番組

australia network下記は主な番組の一例です(放送が終了した番組が含まれます)。最新の番組表はAustralia Networkのサイトでご覧ください。

  • All Saints
  • Hornblower(ホーンブロワー 海の勇者)
  • Here's Humphrey
  • Big Sky
  • Blue Heelers
  • FireFlies
  • Halifax f.p.
  • Home and Away
  • MDA
  • Stingers
  • Water Rats(ウォーターラッツ)
  • AFL Premiership Season(Australian Football League)
  • Aerobics Oz Style(エアロビOZスタイル)
  • Getaway
  • The Food Channel Presents .... What's Cooking


  視聴方法

視聴には複数の方法があります。Australia Networkはアジア太平洋地域に向けてIS-5とIS-8の2つの衛星を使用して放送を行っており、各地域の放送局等がそれを様々な方法で再配信しています。

視聴方法比較
視聴方法
初期費用
月費用
画質/音質
その他
1.衛星放送 Intelsat(旧PanAmSat2/8) 3-10万円程度 0円 大変良い  
2.インターネット 4th MEDIA 31,779円※ 3,045円※ 不明 ※キャンペーン有
3.インターネット 東亜日報 0円 0円 良くない  
4.衛星放送 PanGlobal TV Japan(旧MURA CAM)配信終了 18,900円※ 3,150円 不明 ※レンタルの場合月1,575円
5.インターネット MegaBox 39,800円程度 2,445円 不明  
6.衛星放送 SKYPerfecTV!放送終了 20,000円前後 945円 不明 1日十数時間の放送?
7.インターネット ワールド・オンデマンド (オプションSTB 15,000円) 1,500円 不明  
8.TV KONA (オプションSTB 15,000円) 2,000円 不明  
9.Sonixnet 不明 2,000円 不明  
10.Nepan Channels (オプションSTB 15,000円) 不明 不明  
インターネットプロバイダー料金・工事費等は含まれません。

1. 衛星放送 Intelsat Cバンド

Australia Networkが配信に使用しているIS-5(旧PanAmSat2)またはIS-8(旧PanAmSat8)を直接受信する方法です。ほとんどの番組はノースクランブルで、対応した機器を用意すれば無料で受信でき、申込み等も不要です。この方法ではRadio Australiaを聞くこともできます。

受信にはDVB-Sチューナー、直径90cm以上のパラボラアンテナ※1、Cバンド用のLNBF等が必要です。これらは海外衛星放送用の機器を取扱うお店やネット・オークションで購入できます。両衛星の方角は南東になります。スクランブル放送を見るには無償で提供されるカードとそれに対応した受信機を用意します。
※1 本州でIS-8を受信する場合の目安です。受信場所や受信する衛星、受信機器の性能等により必要なアンテナのサイズは異なります。

TV方式はPALです。そのままでは国内の一般のテレビ(NTSC方式)では見られません。方式変換機、方式変換機を内蔵したチューナーかビデオデッキ、PAL方式対応テレビ、PAL方式対応のパソコン用ビデオキャプチャカード等のいずれかが必要になります。

PAL方式のテレビやビデオ、方式変換機などはマサニ電気ラック海外電気CLUB等のオンラインショップで購入可能です。

受信方法、受信に必要な機器に関する詳しい情報は、海外衛星のページをご覧ください。Australia Networkのサイトにも受信方法受信アドバイスのページがあります。なお、Cバンドを使用しているため、受信場所によってはNTT中継回線の混信で受信できない場合があります。


2. インターネット - 4th MEDIAOn-line TV

4th MEDIAはNTTのFLET'S.NET(フレッツ・ドットネット)を使ったブロードバンド映像サービスです。提携プロバイダーよりフレッツADSLまたはBフレッツ回線経由で視聴できます。2005年1月24日よりCh635にて放送されています(月630円、基本料・プロバイダ料等別)。

提携プロバイダー(2005年3月現在): Plala(ぷらら)hi-ho(ハイホー)@nifty(アットニフティ)Biglobe(ビッグローブ)


3. インターネット - 東亜日報のストリーミング放送

ブロードバンド環境があればインターネット経由で視聴することができます(2005年4月現在)。WindowsMediaPlayer9で再生できました。帯域は310kbpsです。
http://mplay.donga.com/abcap.asx
2006年5月現在見られません


4. 衛星放送 - PanGlobal TV Japan 旧MURA CAM-TV 配信終了

MURA CAM-TV(ムラアーカムTV)は日本国内でABC Asia PacificをKuバンドで再配信しています。45〜60cm程度のアンテナで受信できます。テレビ方式はNTSCで、受信料は有料です。受信機器を自分で用意する必要がなく、アンテナ設置工事も依頼できます。なお、この会社は放送中止やサービス内容の変更等が多いようなので(下表参照)、加入にあたっては十分注意した方がよいでしょう。

2000年1月 (株)レザミヅテーベーサンク発足。
2000年7月 スカパーでTV5放送開始。
2000年12月 トラブルがあったらしくTV5放送中止。
2001年1月 この頃(株)レザミヅテーベーに社名変更。
SATLINK社の協力を得て2001年7月から国際多チャンネル放送をする計画を立てる。
2002年4月〜11月頃 米国の衛星PAS8にて、Fashion TV、MCM、TV5 Asie、Deutsche Welle試験放送開始。
2002年7月頃 ABC Asia Pacific試験放送開始。この頃社名が(株)レサミに変わったらしい。
2002年末 本放送開始。MCM放送中止。この頃のチャンネルラインナップはFashion TV、ABC Asia Pacific、Deutsche Welleの3チャンネル。また、料金とプランの変更が行われた。本放送開始にあたって別会社((株)ムラ力ム(親会社?))が総務省に登録を行った。
2003年1月 (株)レサミ廃業、(株)ムラカムが業務引き継ぎ。
2003年9月 インドネシアの衛星PALAPA C2でABC Asia Pacific、Deutsche Welle放送開始。使用衛星変更の告知が行われる(しかしその後もPAS8も使用)。MURACAM-TVのサイトにこの件の情報は載っていない。
2003年11月 PAS8での放送が中止される。
2004年4月 AICE 国際文化交流協会を設立したらしい。
2004年6月 2日間ほど停波。送信設備に問題が起きたとのこと。
2004年7月 NASA TVBrazil Mix TVが加わり、計4チャンネルとなる。
2004年8月 個人用問い合せ先・申込先がAICEになる。
2004年9月末 Brazil Mix TVがチャンネル側の都合で放送終了となった模様。
2004年10月 スカパーで放送終了となったFox News Channelの放送をPAS8で開始する。PALAPA C2で放送していたABC Asia Pacific、Deutsche Welle、NASA TVがスクランブル放送になる。
2004年12月 料金プランが変更される(入会金・入会月の視聴料無料、月会費年一括払いで受信機半額)。
2005年1月 名称がMURACAM-TV(ムラカムTV)からMURA CAM-TV(ムラアーカムTV)へ変更される。
2006年1月 名称がMURA CAM-TV(ムラアーカムTV)からPanGlobal TV Japan(パングローバル・ティビー・ジャパン)へ変更される。
2006年9月 Australia Network(ABC Asia Pacific)・Deutsche Welle・Nasa TV・Fox Newsの配信を9月末で中止
2007年夏頃? ウェブサイト消失
表の作成にあたって参考にしたサイト:海外衛星受信雑記Internet Archive

5. インターネット - MegaBox(メガボックス)

スーパーサットアトラスによる、専用のSTBを使ったブロードバンドTV。Internet Watchの記事によると、配信形式はMPEG-4で帯域が800kbps〜1Mbps前後、STBの価格は39,800円前後になる見込みとのこと。毎月の費用は945円と海外テレビ局視聴オプション1,500円がかかるらしい。録画は不可。なおスーパーサットを検索するとアダルト向けサイトが多数出てくるので要注意(以前はその手の事業をやってたらしい)。

6. 衛星放送 SKYPerfecTV! 2012年3月末で放送終了

2009年5月から、スカパーでも見られるようになります。アトス・ブロードキャスティング社によるCh.773 AustraliaNetwork/サイエンス・チャンネルにて。1chを2局が共有していますので、放送時間は半日程度になると思われます。

7. インターネット - ワールド・オンデマンド 2009年末頃からサービス断

視聴には4Mbps以上のブロードバンド接続が必要。オプションのSTBを用意すればTVでも見られる。

8. インターネット - TV KONA 2010年5月開始

視聴には4Mbps以上のブロードバンド接続が必要。オプションのSTBを用意すればTVでも見られる。

9. インターネット - Sonixnet

日本在住の外国人にインターネット接続や外国語放送などを提供するAssist Solutionsによるサービス。視聴には5Mbps以上のブロードバンド接続が必要。

10. インターネット - Nepal Channels

視聴には3Mbps以上のブロードバンド接続が必要。

  注意事項
  • 各サービスは不採算等で終了してしまうことがあるかもしれません。視聴は自己責任において行ってください。いかなる問題が発生しても当サイトでは責任を取りかねます。