| .Technopolis1000 - 海外衛星放送 |
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基本構成は普通の衛星放送と同じ。 |
簡潔にはパラボラアンテナ、チューナーの2点とその付帯物です。国内電機メーカーではほとんど製造販売していませんので、リンクに掲載の専門店やネット・オークション等で輸入品を入手することになります。取扱説明書は外国語の紙切れ1枚であることが珍しくありません。十分サポートが得られる店を選びましょう。商品選択は、店頭で見て選ぶのはまず無理で、ほぼネットの情報だけが頼りです。
外国語に堪能であれば海外の店やeBay出品者から個人輸入できます。商品選択肢が広がり中間マージンも省けますが、トラブル時のリスクも負います。最近は通販トラブル・オークション詐欺が多い様ですので、購入の際はくれぐれも注意してください。
予算的には、小型アンテナを使用する最小構成の場合、1万円台でも不可能ではありません。品質や性能にこだわらなければ、3万円台でたいていのチャンネルが受信できるセットを購入できます。専門店でちゃんとした物を買うと5〜10万円程度で一式が揃います(アンテナ台、テレビやモニター、方式変換機、設置工事は含みません)。
このページでは、電波の入口となるアンテナから画面を表示するTVまで、信号の伝わる順に説明します。必要機材にはこの他に設置や調整で使う工具・測定器がありますが、それらについては後のページで説明します。
アンテナの機器構成。図はセンターフィードアンテナ。
偏波の種類。 |
衛星アンテナは反射鏡・フィードホーン・LNB等の部品から構成されています。国内BS・CSの場合はそれらが一体となった専用品を使用するのが一般的ですが、海外衛星の場合はたいていフィードホーンとLNBが別売りで、目的チャンネルの周波数帯・偏波に合ったものをそれぞれ選択するようになっています。
偏波とは電界の振動方向です。直線偏波(Linear Polarization)と円偏波(Circular Polarization)があり、それぞれ垂直偏波・水平偏波、左旋円偏波・右旋円偏波に分かれます(それぞれV・H・L・Rと略すことがあります)。衛星放送で使用される周波数帯にはCバンドとKuバンドの2つがあります。
Cバンド: 4GHz帯。降雨障害が少なく、受信エリアは広いが、大きいアンテナ(90cm〜)が必要。
Kuバンド: 12GHz帯。降雨障害が多く、受信エリアも狭いが、小さいアンテナ(45cm〜)ですむ。国内衛星放送でも使用。
アンテナは形状により主にオフセットとセンターフィードの2種類があります。必要なアンテナのサイズは受信したいチャンネルの周波数帯・電波強度により異なります。アンテナの固定方式にも種類があり、AZ/ELマウント、ポーラーマウントなどがあります。アクチュエーターとポジショナーを用いてアンテナを回転させたい場合は後者を選びます。購入の際は固定金具の対応マスト径の確認も忘れずに。
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電波の焦点位置が反射鏡の中心からずれていて、反射鏡は楕円形です。衛星方向に障害物がないので効率がよいです。焦点位置が下方にあるものが一般的で、国内のBS・CSアンテナにも採用されています。反射鏡が衛星方向より下を向くので比較的積雪しにくいですが、仰角がかなり低い衛星には使用できません。焦点位置が上方にあるものは、反射鏡が水平に近くなり風圧を受けにくいです。可搬タイプ(Flyaway)で見かけます。
反射鏡の中心に焦点位置があるタイプです。反射鏡が金属やFRP(強化プラスチック)でできたソリッドと、金属網を使用したメッシュの2タイプがあります。後者は比較的軽量で風圧を受けにくいので、個人受信でよく使用されます。しかし周波数の高いKuバンドにおいては鏡面精度が十分でない場合があります。
設置方法に応じた器具等を用意します。詳しくはアンテナの設置へ。
左: Cバンド・センターフィード用フィードホーン。ポーラーライザー付。
右: Kuバンド・オフセット用OMTとKuバンド用コンバータ。
Cバンド・オフセット・単偏波用フィードホーン。 |
反射鏡で集められた電波をLNBに導くものです。Cバンド・Kuバンド、センターフィード・オフセットそれぞれのタイプ別にあります。アンテナのF/D比やフィードホーン取り付け部分の口径が合うものを選びます。多くの製品は直線偏波用で、円偏波を受信する時は誘電体板を中に入れて対応するようになっています。垂直・水平偏波を分けて出力するOMT(Ortho Mode Transducer)や、モーターで偏波角を調整できるポーラーライザーなど、2つの偏波を1つのアンテナで受信できるようにした製品があります。
F/D比とは反射鏡の焦点距離と直径の比率です。センターフィードアンテナの場合F/D比は0.3から0.4前後です。Cバンド用のフィードホーンはスカラーリングの位置を調整することにより一定範囲のF/D比に対応できるようになっているものがほとんどです。
Cバンド用LNB。 |
フィードホーンから導かれた電波を低い周波数に変換するコンバーターです。Cバンド用・Kuバンド用があります。Cバンド用は低い周波数に対応しているものとそうでないものがあります。Kuバンド用は製品によって局発周波数(局部発振周波数)が異なり、対応する周波数帯も変わってきます。フィードホーンと一体になったLNBFというものがあり、一般的な電圧による偏波切換を行う場合はこちらになると思います。KuバンドではLNBFを使うことがほとんどで、複数の局発に対応したユニバーサルLNBFという製品もあります。LNBの電源はチューナーから供給されますが、国内製品と海外製品では電圧が異なるので注意が必要です。
無線周波数(RF/Radio Frequency) : 衛星からの電波の周波数です。
局発周波数(LO Freq./Local Oscillator Frequency) : LNBはこの値を基準に周波数を変換します。
中間周波数(IF/Intermediate Frequency) : LNBから出力されチューナーに入力される電波の周波数です。
Cバンド用LNBの場合、LO-RF=IF Kuバンド用LNBの場合、RF-LO=IF
例) Kuバンド 12200MHzを局発11200MHzのLNBと950-2000MHzに対応したチューナーで受信する場合、IFは12200-11200=1000MHzとなりチューナーの受信可能範囲であるため、受信が可能であるとわかります。
LNBとチューナーを繋ぐケーブルです。75オームのアルミシールドされたものを使用します。5CFBなどの国内衛星放送用が使えます。ケーブル両端に取り付ける接栓も国内衛星放送用が使えます。
DVB-S方式に対応したチューナーです。IRD、STBともよばれます。製品によってはカラー方式がPALにしか対応していないもの、国内の電源に合わないものがあるので注意してください。パソコン用PCIカードタイプ・USBタイプもありますが、機器の相性やその他の要因による問題が発生する場合があるので、最初の1台として購入するのは避けた方がよいでしょう。
国内で使用されているRCAピンケーブルが使用できます。チューナーにSCART端子しかない場合は、RCAに変換するケーブル等で対応します。右の写真では映像はS端子ケーブルで接続しています。
海外衛星で使用されているカラー方式には、NTSC・PAL・SECAM(アナログ放送の場合)があります。国内のテレビはNTSC専用です。業務用モニター、通販や免税店で購入できる海外向けのテレビには3方式に対応しているものがあります。
そのような機器を使用せずに異なる方式の番組を視聴するには、方式変換機能を内蔵したチューナーを用いる方法、方式変換機を用いる方法があります。但しこれらの方法ではほとんどの場合画質は落ちます。また、前者の場合、初期設定がPALの場合があるため注意が必要です。
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左から、F型接栓(通常/防水タイプ)・自己融着テープ・ビニルテープ・ゴムキャップ・ビニルテープです。接栓をLNBに取り付けた後、左から順に使用していけば防水処理ができます。余計なトラブルを防ぐためにもコネクタ周りの処理は確実にしておきましょう。 接栓は防水タイプでなくても、防水処理をすれば問題ありません。テープは下から巻くと、万が一隙間ができても水が入りにくいです。写真のゴムキャップはグラケンの同軸キャップです。同軸ケーブルの太さに合わせてカットして使うようになっています。 |
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