Technopolis1000 - 海外衛星放送

受信方法 〜 海外衛星の概要

海外衛星の概要 〜 海外衛星放送とは

  衛星の並ぶ様子
太平洋からインド洋の上空に浮ぶ衛星。放送・映像伝送用だけでも約60機、その過半数が国内で受信可能。
DVB方式のチューナーに付いているロゴ
DVB方式のチューナーに付いているロゴ。

衛星放送といえば国内ではBSやCSが有名ですが、静止軌道にはこの他にも各国の多数の衛星が並んでいます。それらの外国衛星を使用して数百・数千のテレビ・ラジオ放送、業務通信などが行われています。

これらの放送は自国向けのサービスや放送局向けの通信などであるため、国内で受信できることはあまり知られていません。しかし多くのディジタル放送は世界標準のDVB(Digital Video Broadcasting)方式を使用。対応機器を用意すれば個人でも受信が可能なのです。

ここでは受信に必要な知識の基本部分を中心に説明します。より詳しい情報は、リンク集に掲載のサイト等で調べてみてください。


どんな番組が視聴できるのか

  BBC World
BBCの国際放送、BBC World。(C) BBC images.

視聴可能なものは近隣アジア諸国の放送が多くを占めます。他にはロシアや中東のテレビ、BBC WorldやDW-TVといった主要放送局による国際放送、スポーツイベントやニュース報道の伝送などがあります。CNNやFOX News等の人気チャンネルはスクランブルがかかっていて視聴できません。

これらが受信可能な基本条件は、衛星からの電波が受信場所まで十分な強度で届いていること、DVB方式であること、周波数などの情報がわかっていること、スクランブルがかかっていない(FTA/Free To Air)ことです(契約すれば見られる有料放送もありますが容易ではないので割愛します)。なお、地上マイクロ波の妨害がある場合、4:2:2やHDの形式の場合、機器の相性が発生する場合などは、前述の条件を満たしていても受信できません。

チャンネルの一覧や受信に必要なパラメータは、チャンネルリスト等で知ることができます。電波が十分届いているかどうかは、衛星事業者のサイトに掲載のフットプリント(電波の強さを表した地図)や、同じ地域の受信者からの情報で判断します。

海外衛星の長所と短所

特徴は何といっても、外国のテレビを自宅にいながらにしてリアルタイムで視聴できることです。日本のテレビでは決して見ることのできないチャンネルや番組が多数あります。他にも、一度設備を用意すればその後毎月の視聴料などはかからない点、コピーワンス等の制限がないため私的録画が自由に行える点も長所に挙げられるでしょう。

デメリットには、大型アンテナの設置場所やそれによる景観の問題、多少の知識や技術が必要な点、性能や品質の高い機材は入手困難で高価な点、後述の注意事項の点があります。

注意事項

  受信不能状態
チューナーの受信不能時の画面。

常に安定して行われている日本の放送とは異なり、急に放送が終了してしまうことは珍しくありません。日々チャンネルが出たり消えたりしています。特定チャンネルを目的に機材を購入した直後スクランブル化、ということも有り得ますので、十分にリスクを認識しておく必要があります。

地上マイクロ波や航空・船舶レーダーの混信、街灯や自動車からのノイズ、木や建物による電波遮蔽などは受信障害の原因となります。

地上マイクロ波の影響の有無を調べるには、近くにルートが通っていないかネットで調べたり、アナログBSチューナーとLNBを用意してそれらしき映像が映るかどうかを調べるといった方法があります。専門業者に調査を頼めば確実ですが費用は高いので、格安の受信セットを購入してしまった方がいいかもしれません。

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